詩人:かし | [投票][編集] |
鼻唄を流し気分を乗せて
自転車に乗って通りすぎる間に
楽しそうな声が聞こえる
一緒かどうかなんて誰も
降り注ぐ陽も気にしてない
犯人はあなたです
桜の木の下の木下さんも
ゾンビダンスを踏もうとしてる
よろけてころんで
目に入る若葉をひとつまみ
ブドウがありますように
スーパーに寄っていかないと
そう思って携帯を探しても
何故だか見つからない
戻るのも面倒で
振り返らずに走り出した
そうして家に着く頃には気付いていた
鯨幕で飾り付けていたのが悲しくて
もうさようならなのか
本当に本当なのか
絶対に変わらないのか
そうなんだ
明日は僕には来ないのか