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かしの部屋


[7] 握手だけしてください
詩人:かし [投票][得票][編集]



ぼくはそんなことばかりやっていた
ぼくはこんなにもくだらなかった

それは突然の出来事で
悲しくて涙溢れた

誰もが思いもしない方法で
いままでやってのけたけど

やっぱり最後はぼくじゃなかった
過ぎ去ってから分かった

誰よりも頑張っている
そんな証明になるならいい

だから諦めなきゃならなかった
でも後輩に「頑張るな」なんて言えない




「最後に握手だけしてください」
血豆が潰れた手を差し出すエース

あの時から分からなくちゃならなかった
もう頑張らなくなったぼくは

恥ずかしがりながら
その手を握った


2008/10/30 (Thu)

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