詩人:竹村章紗 | [投票][編集] |
風向きが変わる頃には
一歩踏み出せると思ってた
でもまだ無理みたい
苦しいだけの片想い
あなたの隣にいることが
当たり前になるように
いつか必ず一歩踏み出すから
愛してると告げるから
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ふわふわ
キラキラ
ぐるぐる
あぁ逃げてゆく
私の身体中にある言葉が
逃げてゆく逃げてゆく
キラキラ
ふわふわ
ぐるぐる
全てが消える前にこの言葉だけは残しておいて
「A-I」
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今までしてきたことを
無駄とは思わないけど
知らないことが多すぎた
広い大地を見渡したら
いくつものスタートラインが見えてきた
私は今ゼロなんだ
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あれは恋だった
初恋だった
友達感覚であげたチョコレート
それがいつしか本命になって
話しかけることすら出来なくなっていった
目があっただけで見込みがあると痛い勘違いをしていた
あの子にだけからかったり引っ掛かっていたのを見ていたのに
薄々感付いていたのに…
恋して6年目やっと想いを伝えることができた
それなのに返事も聞かずに逃げ出してしまった
それから半年
卒業間近の廊下で渡したサイン帳
そこに書いてあった言葉は
「過去は忘れよう!」
過去?過去って何?
貴方にとって私の想いは過去なの!?
優しさなのか無神経なのかわからない
ただひとつわかることは私が恋愛対象じゃなかったということ
泣くに泣けない複雑な気持ち
あれは恋だった
確かに恋だった
今なら「過去」と言えるけど
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おじいさん、どうしておじいさんの目は灰色なの?
おじいさんは答えた
歳をとって目が濁ってしまったからだよ
おじいさんは目が見えないの?
おじいさんは答えた
そうだよ
でもそのお陰で今まで見えなかった小さい頃からの宝物が見えるようになったんだ
宝物?
そう
人はみんな生まれた時から見えない宝物を授かっているんだよ
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私たちは
弱いけれど
何よりも強い絆をもっている
離れるのは怖いね
ずっと側にいたいね
だからこの繋いだ手に
生涯人生を分かち合うことを誓います