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はちざえもんの部屋


[117] ひとときの中で
詩人:はちざえもん [投票][編集]

水の音に包まれて 羊水の中を泳ぐような 感覚に溺れてる
温かな体温 赤みを帯びた頬 白く、しなやかな指先
そういった温かさ 血の通った優しさに 僕は溺れているのだろう
遠く幼い頃に感じた 何者にも変えがたい存在を 君の中に投影している


回る回る 意味も無く回る その意味を知る事が 不幸でしかなかったとしても
柔らかな肌を枕に 少年のように 夢を語る やがて疲れて その優しさにまどろんでいる

それは深海で息づくように 深く深く 熱を放つ ぬくもりの中で 呼吸を始める

2008/06/22 (Sun)

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