小鳥の囀りは春を嘯く訪れぬ春の陽を 夢見るように人類の栄華を左手に携えてならば右手に何を添えようか?胸の中の空白は何人も補えぬ風は吹きし日の頃記憶を刻むように城壁に吹き付ける桃源郷は夢の跡 死の灰に消えたそれは思い上がった僕らへの罰なのだろうやがて暮れる陽に 胸のざわめきは高まる贖えぬ罪を右手にこの場所で生きていこう
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