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はちざえもんの部屋


[84] 或いは復讐
詩人:はちざえもん [投票][編集]

急に響いた頭痛は無視して 街を闊歩しよう これは一種の挑戦 或いは至極、個人的な怨念 痛みが無視できなくなる頃、朝日が昇り 出来レースが今日も始まる
情熱を注ぎ込んで 善悪論を論じよう 真っ当な考えを優先して装えばそのうち 取り返しのつかないミスを犯す

或いは情熱 或いは本能 それら不確かなものに突き動かされて 曖昧ながら結論を下して
急な頭痛は無視できるまで 何も感じなかったことにする 或いはそれが運命を分かつ重大な局面だとしても 僕は後悔しないはず

或いは恐怖 或いは理性 それら不必要なものを振り払って 判断力が鈍る前に
聞き取れないほど小さな声で そういった曖昧な感情を焚きつける言葉を呟いて カウントダウンは始まっている

そう、これは復讐
銃口を構えて、

今!

2010/01/13 (Wed)

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