詩人:さんだーそにあ@ | [投票][編集] |
あ
まち
みえた
たくさん
いえがある
しおのかおり
まいとぶかもめ
そらいろのうみが
うつくしくかがやく
このかんどうはだれが
はこんでくるのだろうか
いつまでもながめつづける
いつしかゆうひがおちてきて
きょうというひがさようならと
つげるそのときまでぼくはここに
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きっと私はもう帰れない
海の見える公園が
遠くへ連れて行くから
ああ、私は帰れない
錆びきったブランコの音が
私の鼓動となってしまったから
もう私は帰らない
この黄昏があまりに居心地良いから
私も公園と共にここで錆びてしまおう
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僕の方が彼より
キミのことを愛していたら
キミは僕のモノになってくれるのかい?
そんなことを思いながら
キミの背中を見続ける
ストーカー一歩手前の僕
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離れても逃げても
結局変わらない
君への想い
泣いても笑っても
結局変わらない
君の想い
僕はもう
あいつから君を奪うことしか
思いつかない
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生きる 生きたいと願う欲
私自身はひどく傲慢で心弱いが
未だにその欲は私と世界とを繋いでいる
しかし以前として正体は無く
私は中空に ただそうあるだけ
大海原のアリアドネのように
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いつもの道の
いつもの曲がり角に
いつもの時計屋さんがある
チックタック
チックチック
チックタック タック
チチ チチ ッチ
チチチチ リリリリ
チックタック
チクタック・・
交差して交じり合っている音が
店の外まで響いていて
なんだか楽しそう
チチチチッチッチ・・・
そして
わたしの時計は静かに止まる
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世界はアリジゴクだ
みんなもがいている
下にだけは落ちまいとする
アリジゴクを出た人は誰も戻ってこない
みんな恐怖から逃げる方が
あるのかさえ分からない希望を追いかけるより楽だから
誰もがみんな
ただ足掻く
アリジゴクで足掻いている