詩人:halcyon | [投票][編集] |
寝起きにくあーっと
大きなあくび
よれよれTシャツ
だぼだぼジーンズ
歯ブラシをくわえて
頭をぼりぼり
極めつけに、
くるくる回る洗濯機をじっと見てぽつりとひとこと。
「おれ、洗濯機が回ってるの見るのすきなんだー。」
って何それ。
何なの、それ。
そんな真顔で言うことじゃないでしょう?
あたしをこんなに笑わせて、一体何がしたいのよ。
ただでさえ。
君はとっても可愛くて、
あたしはこんなにすきなのに。
いくら夢中にさせれば気がすむの?
詩人:halcyon | [投票][編集] |
なにがみえる?
そこからなにがみえる?
ここからはなにもみえない。
みえるとしたら、
くろいくろい闇だけ。
なにがみえる?
そこからなにがみえる?
ここからは、
あなたがみえる。
なにがみえる?
そこからなにがみえる?
ここからは、
あなたのせかいのいりぐちがみえる。
みえる。
みえるよ。
ぼくには、みえる。
たいせつなひとが。
詩人:halcyon | [投票][編集] |
「…なんでこんなところで泣いてんだ。」
「だって、
嫌なことあったから…。」
「だったらひとりで泣いてないでメールでも電話でもして俺のこと呼べばいいだろ!!!!」
「そんな怒んなくてもいいでしょ!!
携帯充電切れてたし、
泣き顔不細工だから見られたくなかったの!!」
「おまえの不細工な顔なんてしょっちゅう見てるっつの!!
化粧してる時の顔なんか今の倍不細工だぞ!!」
「なっ…!!
今、関係ないじゃない!!」
「それになぁ!!!
携帯使えねーなら俺の名前叫べばよかったんだ!!!」
「泣きながらあなたの名前叫んでどうなるのよ!!」
「きっと俺に届いたはずだ…!!」
「電話でもないのに届くはずないでしょ!!!」
「そんなもん愛の力でどうにでもなるんだよ!!!!」
「……。
バッ…カじゃないの!!?」
「バカじゃない!!!」
「…でも、すき。」
「…おう。」