詩人:halcyon | [投票][編集] |
ご機嫌な天気の午後の空。
雲に手が届きそうってこんな感じかしら。
あの透き通る青の中、あなたとワルツを踊れたら…
なんて、あたし達は空を飛ぶことなんてできないものね。
でも。
あなたと2人、こんな空を見ていれることも幸せだから。
空でワルツはまた今度。
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夜がやってきた。
儚ないふりをした月と、
全てを包み隠す闇を携えて。
僕はいつも思うんだ。
それらは君に
よく似ていると。
夜になると去っていく
鈍く光る金の瞳
しなやかな闇色
ねぇ、
もしかして。
君が夜そのものなの?
それなら。
君が僕にとっての夜。
君は僕だけの夜。
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割れた鏡。
歪んだ景色を映す、
それに触れると。
砕けたかけらが刺さって、真っ赤な血が指先から滴り落ちた。
世界は歪んでいるけれど、
あたしはまだ生きている。
その赤はそう教えてくれた、
気がした。
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あたしは死ぬのが怖くない。
こんな事を言うあたしを変だと思う?
だって
いつか必ず命は失くなる。
あたしは、
それがわかっているから。
だから。
だから、死ぬのは怖くないよ。
でも、そうね。
もし今あたしが死ぬなら。
死んで、ここからいなくなってしまうとしたら。
心はここに置いていこう。
愛するあなたのもとに。
「それなら寂しくないでしょう?」