詩人:halcyon | [投票][編集] |
明日死ぬかもしれないのに勉強ばっかしたって
意味ないじゃん
ふと思いペンが止まった。教科書を投げ出して
街へ飛び出す。
映画館、雑貨屋、カフェ。洋楽がかかる
お気に入りのショップ。
ドレープの奥、鏡に写る自分と目が合った。
ぽろり、涙が零れ落ちる。試着した綺麗なビロードのワンピースを握りしめ
奥歯を噛み締めた。
こんな中途半端なあたしにちゃんと輝いた
未来なんか来ない。
分かってる、そんなこと。だって、もう、
開いたままのノートに
流れる英文の続きすら
思い出せない。
勉強以外に生きるヒントを誰か、教えてくれないかなとおもった。
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