詩人:halcyon | [投票][編集] |
時々、
思うの。
あなたが夢だったら
あたしは
どうしただろうって。
夢は。
ゆらゆらと消えてしまう
あのかげろうのように、
自分の思う通りに
留めて置けないから。
きっとどこまでも
切なさと虚しさが
付き纏う。
そして、
いきなり忘れて
しまったりするんだ。
愛していたのに。
でも、
あなたが夢なら
これほどあなたが
大切にはならなかった。
愛しく思うことはなかった。
そう思う。
それでも。
不安になるあたしが
いることは本当だから。
そんなときは、
教えてほしいの。
抱きしめて、教えて。
あなたは
あたしの
夢じゃないって。
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