夜がやってきた。儚ないふりをした月と、全てを包み隠す闇を携えて。僕はいつも思うんだ。それらは君によく似ていると。夜になると去っていく鈍く光る金の瞳しなやかな闇色ねぇ、もしかして。君が夜そのものなの?それなら。君が僕にとっての夜。君は僕だけの夜。
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