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タンバリンの部屋


[11] 世界平和と身近な君と変なの
詩人:タンバリン [投票][編集]

世界中の人と話せたらいいな、なんて


いいかげん慣れてきた英会話教室


クラスもCに上がって、もう一ヶ月だ



今はもう馴染んだけれど

ここにはいろんな人が来る


会社員、高校生、老人


ん?



変なのがいる。

 明らかに変なのがいる。



まずパンくってる。何枚も持ってる。



さらにコーラ持ってる。授業なのにコーラ持ってる。



『ねぇ。マーガリン、ちょうだい』



日本語で来たか。


でも僕は冷静だ。もちろん英語で断った。


そのあと、
彼はコーラをこぼした


(もういい。俺には関係ない。)


そして



いきなり会社員が彼を殴った


高校生は面白がって加わった


老人は必死に彼らをたしなめた




俺はただ、それを見ていた。

2004/11/11 (Thu)

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