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春菊の部屋


[1] 君という非日常
詩人:春菊 [投票][得票][編集]

君の指先が
携帯画面を
なぞり


部屋の壁に
長い長い影が
躍った


君がここにいるのも
僕がここにいるのも

深い意味なんて何もなく

お互いの
あたたかい音色に
導かれるように
ただ寄り添った


愛しいと
言葉にしてしまえば
壊れそうな

時間というものに
容赦なく
流されてしまいそうな
そんな非日常を


僕はまだ
どこに結べばいいのか

わからずにいた

2006/03/24 (Fri)

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