君の指先が携帯画面をなぞり部屋の壁に長い長い影が躍った君がここにいるのも僕がここにいるのも深い意味なんて何もなくお互いのあたたかい音色に導かれるようにただ寄り添った愛しいと言葉にしてしまえば壊れそうな時間というものに容赦なく流されてしまいそうなそんな非日常を僕はまだどこに結べばいいのかわからずにいた
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