ホーム > 詩人の部屋 > 波瑠樹の部屋 > 旅立ちの空の青

波瑠樹の部屋


[12] 旅立ちの空の青
詩人:波瑠樹 [投票][編集]

小さな胸ポケットには
一握りの涙

君が僕の為に流した
春色の優しい結晶


今夜は一段と星が
綺麗だから、

あの星も一つ
連れて行こう。




もうすぐ今夜の
最終列車が来るよ

汽笛の音が
夜の闇を駆け上がる




泣いた後に笑う君

抱き締めようとして
堪えた両手

震えてるんだよ‥




さぁ、行かなくちゃ

夜明けに向かって
行かなくちゃ…


君が願ってくれるから

僕の明日は
きっと快晴さ




僕の旅立ちは

どこまでも青く澄んで
眩しく輝くのさ

眩しく広がるのさ…!



2012/02/06 (Mon)

前頁] [波瑠樹の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -