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波瑠樹の部屋


[16] 滴る汗と熱情
詩人:波瑠樹 [投票][編集]

あなたが綺麗だと
触れてくれたから

僕はあれ以来
髪を切らなくなった‥


蒸し暑く
まとわりつく
襟足が、前髪が

むしろ
熱情を駆り立てる‥




僕の髪は
黒い猫の気。


まるで
わずらわしく募る想いを
代弁するかの様に

僕の全てに絡み
支配するんだ‥


あなたの気紛れか
あなたの悪戯か、


今夜も僕は

あなたに
甘く 恋焦がれてる‥。



2011/07/03 (Sun)

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