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波瑠樹の部屋


[23] モノクローム
詩人:波瑠樹 [投票][得票][編集]

始まりは
終わりのよう

終わりは
始まりのよう‥








1日の始まりはいつも
あなたの夢から目覚める事で
始まる


あなたがいなくなってから
随分と月日は流れ、
僕はコーヒーにミルクを入れるようになったし、
トーストも焦がさなくなった


ベッドや本棚の配置を
少し変えたんだ‥

今はもうすっかり
一人分の安らぎと自由を
手にしてる


スカイブルーのカーテンが風になびく度
遠く青い空に目を細めていた
あなたの横顔が浮かんで消える‥


あなたは僕を
思い出すだろうか

あなたは僕を
忘れてしまうだろうか‥






始まりはどこか
終わりの色彩に似て

終わりもまた
始まりの薫りを纏う‥


僕はあなたを

忘れずに
忘れていくのだろう‥


2011/08/15 (Mon)

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