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遼旅の部屋


[19] 巡る先々を眺めて 無人
詩人:遼旅 [投票][編集]

旅立ちからは同伴の足跡を
叶い合える片道の遠出を
帰るにも辿る運命も遺言も
あらそいよりそい姿まで
総集は予感の預言を告げ残り
住居は自由の財源を手に
二人には永遠の無常を共に
決別とは永遠では直し頃
記憶とは無常では治し頃
巣立ちからは最愛の紋章を
叶い合える片道の兆候を

玄関からの極冬の罪人の色に
純白の潤沢 氷柱の途中
知ってからのことであったよ
開けっぱなしのおびえをほぐす
時代は終わったのだ(幾闇の)
信じることか全てか
たとえほのめきにおいて永遠とあらば
(言葉は醍醐味に苦い)
勝利が狂わす飛び入り経過
勝者が両者で飛び割れ経過
嫉妬の自惚れを待たず捨てようか
知ってからのことであったよ

旅立ちからの自然な追伸に
叶い合えるわびの遠出を
こぞってさそって遥かまで
既成は刺客の知覚から素で守り
相応に永久の普遍を共に
再会とは永久では御年頃
総集とは普遍では御年頃
はばたきからの至福の讃歌を
叶い合えるさびの無我を

2007/03/18 (Sun)

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