「最後の人に会いたいんだ」

同じ思いを持つ人だった

手を伸ばせば届きそうな距離で
なくしたピースを２人で探した
近くに行きたい気持ちを隠しながら
甘えたい気持ちを誤魔化しながら
優しい言葉が本物になる事を祈って

私たちは
お互いを求めてる

必要とされることが
嬉しくて
苦しくて

求められることに
幸せ感じて
怖くなって


必要としてること
何もないのに気付いて

沈んでく気持ちは
喉元で変換される


愛してるなんて
チープすぎて

だから
嫌いでいいから

悲しみを私に見せてよ

もっとテンポよく時間を刻んでいこうか

想い出は全部ミキシングして
均してしまおうか


足跡は
刻まなくていい

何も残さなくていい

何も残らなくていい

心の温度が１℃上がる

そんな出逢いだった

幸せって感じた次の日は
それ以上の淋しさが降る

春色の雪
後ろ髪引かれながら