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花の部屋


[50] 親愛なる
詩人: [投票][編集]


ひとり残された
息子を連れて
今は亡き娘に会いに行った
寡黙で優しい
息子と違い

おてんばで
生意気で
勝ち気な娘だった

ママ 遊ぼ
ママ お兄ちゃんが
パパと遊びたい

そんな声が
聞こえてきそうである

愛して止まない

愛して止まない

悲しくないはずがない

息子と2人
娘との切れた繋がりを
再び結ぶため

手を差しのべてきた

この子も
私が守るべきだった

2010/06/27 (Sun)

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