詩人:花 | [投票][得票][編集] |
何処に向かって歩いていたのか
今となっては わからないのです
誰と愛し合っていたのか
今となっては わからないのです
画面メモに残ってた時刻表
私は 誰かに会いに行ったようですが
誰に会いに行ったのか
ぼんやりと 霧がかかっています
何のために 何をしに
そんな地へと出向いたか
思い出せずにいるのです
もう思い出す必要もないのでしょう
もとから
そんな事実はなかったのでしょう
そう
8月の風が教えてくれました
静かに
終わった想いを
昇華させたかったのに
静かに
日々を 受け入れて
過ごしたかっただけなのに
忍ぶ影は
狂気を含ませる
消えろといいながら
己から 姿を現すのです
名を変え 姿を変え
己から 姿を現すのです
あなたは一体何がしたいのでしょう
否
もうそんなことは興味もありませんが
ただひとつ
言うならば
ご自分が放った言葉位は
お守りになっては
いかがでしょうか