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花の部屋


[71] 雨と雪
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目に映った事が
¨真実¨だった
耳で聴いた事が
¨真実¨だった

探していた裏側の¨真実¨は
¨願望¨だった

受け止めきれない
弱い私がみせた
¨願望¨だった…

気付いていた
解っていた

気付かない振りをして
解らない振りをしていた

一分一秒が
¨愛しさ¨で
一分一秒が
¨悲しみ¨で満ちていた


このまま夢の中で
幸せを演じていたかった

眠りから覚めることが
怖かった



冷たい手を思い出した

一番近い人から
冷たい手を思い出させて貰った


そう
手は 誰よりも冷たかった

その手を温めようと
必死だっただけなのだ








2010/12/12 (Sun)

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