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花の部屋


[75] 長い夜の向こう
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日が経つにつれ
腹ん中にドロドロしたものが蠢く


ふと思った

私が 生きている内に

『あの日』より前の
宮城県、東北地方に 会うことは出来るのだろうか…
『あー…この景色だ』
と 復興した街を
この瞳で 見ることは出来るのだろうか…

神戸復興に15年の月日が流れている
それでもまだ傷跡は 痛々しく残っているのだろう

15年…20年…30年…
私は 生きているのだろうか…

そんな事を 考えていたら
とても悲しくなって
辛くなって やるせなくなって…

あの日にみた景色が
『人生の最後』だったんじゃないかと
心が 壊れそうになる


家や街は戻っても
戻らないものは 確実にあって…



次の世代が
取り戻してくれる
と…


そんな ずっとずっと先の事を
片隅に 考えてる

2011/03/25 (Fri)

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