俺のお父さんは

キャッチボールを

してくれなかった


俺のお母さんは

一度も抱きしめて

くれなかった


だから幸せな

家族を見てると

壊したくなる時が

よくある

この20年も生きて

幸せな時は

何も無かった


俺の本当の

居場所は何処…？

500の詩と言っても

実際のところ、

3000の詩は

書いている

消したり書いたり

それを繰り返して

やっと納得のゆく

500の詩が出来た

これからも

愚痴や文句などを

書くだろう

比喩や綺麗な詩を

書くだろう

ここまで

支えてくれた

みんなには

お礼を

してもしても

足りないくらいだ

本当にありがとう…

ああ、どうせ

短い詩しか

私は書けないさ

だけど

メッセージが

伝われば

それでいいさ

あなたは永久の

命が欲しいの？

ハッキリ言って

『辛い』よ

友達も家族も

死んでゆくし

物だって

腐敗してゆく

それでもあなたは

不死に

なりたいですか？

もし僕が死んだら

泣かないでね

最後の最後くらい

笑顔で微笑んで…

行動もせずに

『無理』とか

簡単に言うな

あとでそれが

『後悔』に

変わるぞ

『好き』

それは魔法の言葉

その一言で

嬉しくなったり

縁が絶える事も

ある

サザンとケツメの

歌を聴きながら

海岸を車で一人

俺の十八番の

『真夏の果実』と

『夏の思い出』を

口ずさんで

誰もいない

月が海に反射して

いるのを見る


流行りの歌も

歌えなく

なった俺は

いつの間にか

気付いたら

もう俺も二十歳


今年の夏こそはと

決めた自分が

不甲斐ない


さぁ、今宵も

海と月でお酒を

飲もうか…

一人で

夏の終わりを…

桜散る春も

海光る夏も

紅美し秋も

雪降る冬も



君がいなきゃ

色の無い

灰色の世界

悲しい時は泣きな

俺も一緒に

泣いてあげるから…