詩人:紅麗-クレイ- | [投票][編集] |
紅ノ葉散ル
ヒラリヒラリ
命尽キ果テ
ヒラリヒラリ
儚キ夢ノ如ク
散リ逝ク運命ナラ
生有レバ死ガ有ル
紅ノ葉ハ今日モ散ル
ヒラリヒラリ
ヒラリヒラリ…
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家が無くて
寒く冷たい道を
歩く子供達
なぜ子供は
生まれたのだろう?
なぜ辛い思いを
しなきゃならないの?
なぜ子供なのに
甘えられないのだろう
大人のせい?
社会のせい?
差別のせい?
戦争のせい?
身分のせい?
…答えはない?
泣く事さえ
忘れてしまった子供
愛の言葉を
知らずに育った子供
生きる為に
手段を選ばない子供
子供達は今日も
冷たい街路を
裸足で独り歩く
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眺めていた
硝子の笑顔
触れた瞬間
砕け散った
粉々になり
硝子の破片は
僕の心に刺さり
消える事のない
痛みとして
深い傷を残した
硝子の君に
僕が触れちゃ
いけなかった
硝子の君は
僕が抱いたら
いけなかった
ガラスの破片を
血だらけの手で
探し集めたって
きっともう二度と
元の美しい君には
戻らないだろう…
もう二度と…
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もう現実には
疲れちゃったの
もう息の根を
止めたかったの
もし私が死んだら
泣いてくれますか?
私が居なくなったら
探してくれますか?
私が消え失せた事に
気付いてくれますか?
どうせみんな
気付かないでしょ?
こんな私なんか
いつ死んでも同じ
生きてても
死んでても
価値なんか無い
肉と骨の塊
ただそれだけ
こんな私なんか
ただそれだけ…
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泣きたいなら
泣いてもいいよ
きっと涙の数だけ
優しくなれるから
歩くの疲れたなら
止まってもいいよ
疲れて進んでも
何も見つからないから…
現実が嫌なら
たまに逃げてもいいよ
そこで分かる事も
きっとあるから
学校が嫌なら
休んでもいいよ
何だって休み時間なきゃキツイでしょ?
相手に不満があるなら
少し喧嘩してみなよ
喧嘩して仲直りしたら
更に深い仲になれるハズ
家族が嫌なら
切ってもいいよ
金八先生でも言ってたじゃん
「『親切』っていう言葉は『親を切る』って書きますなぁ〜」ってさ
だから別に無理しなくてもいいんだよ
自分を追い詰めてまで
頑張る必要なんかないよ
肩の力を抜いてさ
大きく深呼吸してさ
青く広い自由な空を仰ぎ、大自然の風を感じよう
人はみんな、泣いて、怒って、悩んで、そして最後に笑うんだよ
だからもっと自分に
素直☆正直になろうよ
もっとありのままに
生きてみようよ
怖くなんかない
怯える事もないよ
どんなカタチの君でも
自然体でフツーの君が
1番素敵なんだから。
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なぜ人はありのまま
生きようとしないの?
どうして友を裏切り
傷つけてまで
上に立とうとするの?
なぜ自分の感情を
失ってまで
相手に合わせるの?
そんなふうに
偽ってどうすんの?
君はそんなんで
本当に笑えてんの?
そこまでして
人とたむろするのは
楽しいかい?
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悲しみも
苦しみもない
冬の夜空
いつ見上げても
遥か遥か遠くで
星は輝いている
何億光年もの先で
ずっとずっと
昔から…
今にも消えそうな
淡く儚い光だけども
希望に満ちている。
命短き蛍の光とは
また何処か違う
美しさ
宇宙の暗闇に
包まれながら
独り輝く星よ
お前は何を想う
永久の静寂の中
何も変わらず
輝き続ける星よ
お前は一体何を想う
強く儚き星よ
強く儚き星よ…
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学校って一体何なの?
いちいち自分から
イジメられに行く所?
弱者を悩まさせ
苦しめる場所?
学校は頭の良い人には
甘くて、褒め讃える
逆に頭の悪い馬鹿には
冷たく、切り捨てる
学校は喧嘩の強い奴が
弱い奴を利用する所?
学校では僕みたいな
弱い奴には苦痛以外
何物でもない
先生や親はいつも言う
『学校は勉強する場所だ』
僕はいつも思う
『学校はストレスを溜める場所だ』
先生は決まり文句のようにこう言う
『お前は何のために学校へ来てるんだ』
僕は当たり前のように答える
『こんな場所来たくて来てる訳じゃない』
先生はいつも僕に直球で質問してくる
『お前、イジメられてるか?』
奴らが鬼のように睨んでる。
まさか真実を言えるわけがない
だから僕は先生から目を反らし、いつもこう答えるしかない
『イジメられてません』
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この手首の赤い傷
本当は早く死んでしまいたかった…
身体を犯され
精神を壊され
存在を否定された
そんな俺の生きる意味などドコにもない
そして俺は全てに絶望と失望感じ、無意識のうちに学校の屋上から飛び降りてた
「空を飛びたい」
「自由になりたい」と思ったのだろう
そして目が覚め気が付いたら、躰(み)も精神(こころ)もボロボロの俺がいた
機械とパイプで
生かされてる自分がいた
いろんな人からの
心無き優しい声
…もう同情のセリフはウンザリだ…
いろんな人達の
冷たく優しい目
…汚い子犬をみるような目で見るな…
つまり結局どんな事をしたとしても、この『生』と言う『闇』から抜け出す手段は1つもないという事か…
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君はいつも
壊れそうな顔で
僕に微笑む
硝子のような
とても美しく
繊細な笑顔
抱いたら皮膚が
切れそうなくらい
綺麗で純粋な身体
大好きだけど
触れてはならない
触れたらきっと君は
壊れてしまうから…
愛してるけど
抱いてもいけない
抱いたらきっと君は
砕けてしまうから…
硝子の笑顔
今日も眺めるだけ…