ホーム > 詩人の部屋 > 紅麗-クレイ-の部屋 > 硝子-最終章-

紅麗-クレイ-の部屋


[1833] 硝子-最終章-
詩人:紅麗-クレイ- [投票][編集]

君はいつも毎日
壊れそうな顔で
僕に微笑んでた


硝子のような
とても美しく
美顔な死に顔


抱いたら血痕さえ
残りそうなくらい
綺麗で純粋な身体



大好きだけでもど
触れてはならない


触れたらきっと君は
死んでしまうから…



愛しているけれど
抱いてもいけない


抱いたらきっと君は
消えてしまうから…



硝子の笑顔


今日も眺めるだけ…




硝子の瞳を
指で閉じる

硝子の顔を
白く小さい
スカーフで
被せてみる


もう君は居ない

この世界に無い


硝子の悲顔を

最後くらいは

笑顔を見せて…

2009/09/01 (Tue)

前頁] [紅麗-クレイ-の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -