道術師は夜な夜な牢屋の囚人に罰を与えている心臓に釘を打ち腹を切り裂いて足を熱湯に漬ける夜な夜な悲鳴が聴こえてくる道術師の館囚人は泣くのも絶対に許されない悲鳴と絶叫しか上げては成らない憎、恨、苦、死全てが飯と也る道術師は人の絶望を好み、平和を恨む今宵も何処からか聞こえてくる囚人の喘ぎ声道術師は微笑み命を食べる
[前頁] [紅麗-クレイ-の部屋] [次頁]