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紅麗-クレイ-の部屋


[241] ☆お母さん
詩人:紅麗-クレイ- [投票][編集]



僕には
母に抱き締めて
もらった
記憶がない

母はいつも
6つ下の弟の
面倒ばかり見て
僕の相手を
してくれなかった

必ず言葉の頭には
「お兄ちゃんなんだから…」
それがいつも付き
僕は頑張って
お兄ちゃんをしてた


でもあの
幼かった僕は
本当は母に
痛いくらい
抱き締めて
もらいたかった

この歳になった
今でも
その思いは
変わらない

今でも僕は
母にギュって
抱き締めてほしい

そう願っているんだ…

2006/05/07 (Sun)

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