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紅麗-クレイ-の部屋


[686] ☆君とマフラー
詩人:紅麗-クレイ- [投票][得票][編集]


粉雪が降る街
ネオンの光が
写し出す
君の優顔

白い息を吐いて
一言「寒いね」
僕も一言
「うん、寒いね」
そんな些細な
会話のやりとりが
寒さを温もりに
変えてくれる

君のマフラーを
巻きながら
深夜零時の
最終電車に
僕は乗った

帰りの寒さも
君のマフラーに
包まれるだけで
幸せな気持ちに
なれるんだよ

そして僕は
電車から降りた
家まで1km
寒ささえ愛しくて

あの時の会話
あの時の表情
あの時の空気

そして
マフラーから
微かに残る
君の温もり。。。


嗚呼、
何か幸せだなぁ〜☆

2006/05/01 (Mon)

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