詩人:セノ〜ルフォルテンデグルメノシュタイン | [投票][編集] |
今朝の夢見は
とても悪いものでした
日本刀が僕を貫いた瞬間
総毛立ち
そして俺は目覚めた
黒く
カギ爪のような翼
黒く
コウモリのソレ
羽を広げたら
きっと北海道くらい
あるでしょう
僕が正義の味方なら
人間は滅ぼすネ
自然が基本なのだから
それを破壊す
人間にとってではなく
地球にとって
眼光は黄金
真っ赤な湖に俺はいて
気が狂う寸止めで
例のS君を呪い殺した
……ような気がする
そうだよな?
俺の心の広さは
きっと琵琶湖くらい
あるでしょう
みんなが皆
きっと人の重さは
アリよりも軽いでしょう
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お自蔵さんの供え物を
奪う俺
とりあえず未来は
ひたすら暗いでしょう
何処までも続く
青空の様に暗いでしょう
クレヨンの空
めちゃめちゃに描き殴る
あっちに浮かぶ
白いカエルが右から左へ
崩れながら動くのを
先の知れぬ明日に
不安ながら
ぶつかったっていい
なにも知らない子供です
言う事を
聞く気になれない
マンションの
エレベーターは使わずに
いつも大好きな階段
なんか夢がある気がして
抵抗してた
両親に愛されなかった俺
犯罪者と言う人種を
近しい存在に感じる
愛し方なんて分からない
守ったり守られたり
そう、知識だけはある
何処かの飼い犬の餌を
横取りする俺
強い者が生き残るんだよ
弱いくせに生きる者
大学に受かったと
喜んだアイツ
でもお前が受かった分
一人落ちた
そして自殺した
勝ち組や負け組なんて
ただ踏みにじった
単にそれだけなんだよ
そして
そっちには目もくれずに
お金も才能もない俺
十数年後
何百人もの命を奪う俺
今はまだ
この殺したい奴リストが
28冊目になった世界に復讐するまでは
成就するまでは
犠牲者を糧として
生きる俺
以外の方々よ
それを苦に死んだら
君は善人だ
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ほら
お馬さんを見てごらん?
先行逃げ切りの馬
最後の直線で
それをブチ抜いて行く馬
人間だって同じ
今は僕より
先に行くがいいさ
だけど
それは僕が輝くための
序章に過ぎない
だから
今は
ジッと我慢の子だ
投げ出しちゃいけない
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大丈夫
それは誘惑か堕落か
私を悪の道へ誘い込む
悪の未知への第一歩
三日後
泣きじゃくる私に
同じ笑顔で
同じ事が言えますか?
大丈夫と言う人を
私は信じない
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もう手遅れ
私は裏切り続ける
後戻りできぬ空
見上げれば
光る目で見ている
餓死した子供
容赦ない迷彩服
1974年の狙撃兵
その時
何が起こったのか?
狙いをつけ
心臓の引き金を弾いた
そして
私は紫色の血を吐き
幸せに絶命する
猛毒の世がある
居るだけで苦しい
私は地獄に注入されし核
嫌われ続け
悪用され続け
その後の
つかの間の平和を
皆は笑顔で過ごし続け
ママ!助けてくれ
誰かが言った
生贄と
私は一年のうち
500日を
地獄で生きる一族の
最後の生き残り
力を振りしぼって
上げた手は赤い手袋
変色しドス黒い口
ザザ〜っと砂嵐
大海原に
ハリツケにされて
浮いていた
私はいつも浮いている
やさしさのない世界
突然
下からサメに襲われる
喰い殺される Dreamless
抱き合う2人
I love you,forever・・・
ベッドの下に
時限爆弾がある
あぁ
この世界は
こんなにもやさしい
この世の理は
私以外の人間に対して
こうもやさしい
愛しい人よ
私は死人
36度2分の熱で
尚
うなされている
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生きれば生きるほど
不浄なかけらを拾い集めていく
日陰から
日だまりを妬む人間性
いつか解放される
それは死する時
でも死んだ事ないから
わからないよ
生きれば生きるほど
不浄な言葉を拾い集めていく
誰が逃げる番で
誰が鬼なのか
何も見えなくて
精神も現実もウロウロしてるだけの
ひとりぼっち
生きれば生きるほど
不浄な恋路を拾い集めていく
他人の飴を欲しがる
寂しい
恋とはある種の流行
清廉じゃない
歌うほどじゃない
生きれば生きるほど
不浄な
敬謙な
お下劣な
不朽な
メイデンな
狭小な
歪獄な
嗚呼
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縦長の空
僕は嫌われ散らる
見上げても見上げても
ハスキーな声
平然と見ていたけれど
親愛なる闇と
憎き光のハーフである
何かを欲していた
その何かが分からない
誰を探しているのか
僕にとって
都合のいい♀を隣に置く
みんなやっている事だ
そう言い聞かせた
きっと解決したんだろう
もう悩んでないんだね?
幾年経た後で
悩むという敵から
逃げたの間違いだろう?
楽しいと思う事
それだけを追求して
他人の犠牲をも厭わない
気付かない様にする
大人の階段とは
一つ一つ昇るにつれ
その分
人としての階段を
降りていくものなんだよ
燃えるゴミとして
僕はいつも外出してる
敬遠されている
そのワケは?
そう問い質したかった
汚い眼の持ち主
雑音となって生きる僕を
何かが
きっと何かが
でも
その何かが分からない
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境界線を踏み越えた瞬間
一発の銃弾が
僕の心臓を撃ち抜いた
いきたいという願いを
粉々に打ちくだくソレは
あの子へ募る想いまで
境界線に何の効力がある
国と国に別れたって
同じ大地の上の民だよな
オリンピックは
まるで戦争のミニゲーム
争いは隠れて進行中
いつも陽気な叔父さんも
サッカーの勝ち負けで
暴徒と化して
敵対国の兵士でもない
これまた普段は
陽気な誰かのパパに襲い掛かる
出会い方が違ってれば
きっと二人は親友だろう
僕は今
違った未来が見える
縄張り意識が抜けない
いつまでも
基本は猿のまま
そこを恥じるべきだろう
ある死者はそう思った
薄れゆく過程の中で
お花畑に囲まれたウチで
僕もあの子も笑ってる
腕には子供を抱きしめて
ヒビ割れて
崩れていく黄砂の城
夢のようにはいかない
境界線もなにも関係なく
ただただ
あの国に行きたかった
逢うために…