あなたを忘れる為に
長い髪を切りました
いつも聴いていたお気に入りの音楽は
捨ててしまいました
あなたとの思い出は
遠い海へ流します
今すぐ会いたい気持ちは封印して
あなたを忘れる努力をします

一度失いかけた命
あなたが助けてくれた
気付いたら私はベットの上で
あなたはただ黙って
私を見ていてくれた
あなたの愛に守られて
私は生きていたんだ
だからもう馬鹿な真似はしない
生きてあなたの愛に応えよう…

白々と夜が明ける。
私は眠れずに
朝を迎える
珈琲を沸かし
あなたが目覚めるのを待つ
今日は上手に
おはようが言えるだろうか…

二人手を取り
見知らぬ街
海辺に佇む
「あなたを愛したこと後悔してないわ」
君が振り返る

潮風が君の長い髪を揺らす…

病床の
母の隣で僕は歌う
いつか貴女が歌ってくれた子守歌
あの日僕にくれた安堵を
貴女にもあげたいから…

愛に病んで
あなたの幻を見る
冷たい海に身を預けて
あなたの岸へと願う
あなたを愛し過ぎて
私を失う…