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雨蛙の部屋


[18] 風夜空
詩人:雨蛙 [投票][編集]

風吹く夜空に
手をかざし

月の光を掴もうと
握り締めた掌

そっと開き
零れ落ちたのは

いつかの夢の欠片


拾い挙げる事も
触れる事すら


もう出来ない

零れ落ちた夢に
背を向けて

見上げた空は
とても高く
優しい風が吹いていた

2006/09/07 (Thu)

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