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雨蛙の部屋


[30] 知らなかった頃
詩人:雨蛙 [投票][編集]

何も知らなかった
あの頃
世界はいつも
違う色を見せてくれた
時は流れ
やがて大人になり
少なからず世の理を知り
定められたルールの中で
生きる
知らぬ間に
世界は小さく不変な物へと変貌を遂げていた
大人になる事と引き替えに感じ取れていた色も夢を描く心も
いつのまにか無くしていた
何も知らなかった
あの頃の大切な想い達は
もう戻りはしないだろう

2006/09/16 (Sat)

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