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雨蛙の部屋


[43] 空の気紛れ
詩人:雨蛙 [投票][得票][編集]

見上げた空は
雲に覆われて
微かな光すら遮られ
泣き出した空が
身体を濡らす
「止めてくれよ」
と懇願しても
聞き入れられる訳もなく
張り付く服をひっぺがし
グシュグシュと
靴を鳴らしながら
溜め息まじりに歩く


雨上がりの空は
雲間を割って
光が射し込む
見上げた雲間は
晴色を覗かせてる
「気持ちいいな」
自然と笑みが零れた
スポットライトの様に照らす光は
日溜まりの暖かさで
肌を包み込む
両手を一杯に広げ
ポカポカと降る
陽気を受け止め
静かな心で
空を見つめた


日々移ろい行く
空は気紛れ
貴方が見るのは
どんな空かな?

2006/09/28 (Thu)

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