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雨蛙の部屋


[72] まるで闇の底のよう
詩人:雨蛙 [投票][編集]

願いはまるで
砂漠の大地のよう
一時の潤いをもたらす
恵みの雨も瞬く間に
消してしまう


祈りはるで
枯渇する湖のよう
一雫の潤いを求めても
ひび割れた湖底に
救いの雫の姿はない


心はまるで
深海の微睡みのよう
緩やかに穏やかに
流れているのか
止まっているのか
射す光も無く
広がるは闇のみ

2006/10/26 (Thu)

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