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雨蛙の部屋


[99] 涙と共に胸を射ぬく
詩人:雨蛙 [投票][編集]

月夜に流れる一筋の光

つたい落ちる雫

涙と共に溢れた言葉は弓となり

涙と共に零れた想いは矢となりて

僕の胸へと突き刺さり

見えない鮮血が滲む

掛ける言葉が見つからず

姿が見えなくなっても

ただ立ち尽くし

自分の無力さに

もどかしさに

胸を掻き毟る事しか出来なかった

2006/11/03 (Fri)

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