詩人:ヒビト | [投票][編集] |
孤独を感じている人は
絶望しているわけじゃない
絶望を感じている人も
絶望しているわけじゃない
人の温もりに包まれる
きっと幸福なのだろう
幸福を感じている人は
まさしく幸福なのだろう
何も感じなくなった人は
絶望しているのかもしれない
何かを感じている人は
きっと幸福なのだろう
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今は左足が前に出てるから
右足を前に出す
そうやって僕は歩く
今は両足が並んでるから
右足を前に出す
そうやって僕は進む
今は右足が前にあるから
右足はもう前に出せない
だからって進めないわけじゃない
時と場合にあわせて動く
簡単じゃないか
左足を前に出せば良いだけなんだから
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誰も僕がどれだけ苦しいか分かってくれない
誰も僕の苦しさを分かろうとしてくれない
僕はこんなにも苦しいのに
僕だけがこんなに苦しんでいるのに
僕を分かろうとしている人も
完全に勘違いしている
僕は皆を分かろうとしているのに
僕だけが皆を分かろうとしているのに
自分が苦しい思いをすると
そんな風に考える
間違ってるんだ
皆は僕の苦しみを分かってくれている
皆が僕の苦しみを分かろうとしてくれている
僕だって理解者になんてなれてない
きっと同じなんだ
僕が思っているように
僕は皆を認めてないと思われてる
信じるしかないんだ
僕は皆に認められてる
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さいころの目は1
一マス進んだ そのマスは
「一マス戻りその指示に従う」
さいころの目は2
ニマス進んだ そのマスは
「二マス戻りその指示に従う」
さいころの目は3
三マス進んだ そのマスは
「四マスもどりその指示に従う」
さいころの目は4
四マス進んだ そのマスは
「ゴール おめでとう」
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木漏れ日が誘っているよ
小さく綺麗な小鳥の声を
森のみんなが囁いてるよ
か弱い小鳥の旅立ちを
森の時間が待ってるよ
かわいい小さな命の息吹
森の中で見つけたよ
みんなに好かれている小鳥
僕の見つけた宝物
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犬が歩いてる もちろん主人にひきつれられて
それをみて
かわいいー! って
言っている君の心が分からない
君に呼ばれて 行ってみたら
あなたが好きって
そんなこといわれても
どうしていいか分からない
これが欲しいって
僕の昔使ってた腕時計
なんで?ってきいたら
だって欲しいんだもんって
それだけ言われても分からないよ
抱きしめてって
もう抱きしめてるのに言われても
どうしていいのか分からないよ
ぬいぐるみ 君が可愛いっていうから
買ってあげるよ
それはいらないとか言われても
どういう事だか分からないよ
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植物の色 人を癒す
一番落ち着く色だから
見やすい波長の色だから
海の色 人を落ち着かせる
一番綺麗な色だから
刺激的な波長の色だから
夕焼けの色 人を和ませる
一番柔らかい色だから
優しい波長の色だから
空気の色 人には何もしない
誰も気づかない色だから
波長なんてないのだから
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天才という言葉が、努力しなくてもできる人だという認識はどこから広がっていったのだろう?
僕はいつから天才と呼ばれるようになったのだろう?
僕はいつから努力していない人にされたのだろう?
僕は人よりずっと努力してきた自負はある
誰よりも努力してきたからこそここまで出来るようになったのだ
僕の努力は別に隠していたわけでもない
僕の努力は誰にも注目されてなかっただけだ
いつから僕は天才と呼ばれるようになっただろう
お前って大した努力もしてないのにすごいよなって言われたときに湧き上がる感情はなんだろう
努力してないやつに、天才は羨ましいと言われたときに湧き上がる感情はなんだろう
僕は天才だと思う
他の人より確かに能力があるのだから
でも、天才って努力しなくても出来る人じゃない
努力して出来るようになった人の中で、努力を誰にも認められなかった人が天才なんだ
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むかし君と交わした手紙
机の引き出しを埋めている
それが無ければ机の上は これほど汚くならないだろう
むかし一緒に撮った写真
押し入れに積み重なるアルバム
それが無ければ新しく棚を買う事も無かっただろう
むかし一緒に遊んだ記憶
僕の頭を埋め尽くす
それが無ければ僕はもう少し物忘れをしなかっただろう
もう二度と必要にはならないだろう
いつか存在すら忘れ去られてしまうだろう
捨ててしまってもいいものだろう
思い出とはこんなにも無意味なものだというのに
思い出の品とは僕の邪魔しかしないというのに
それが僕には捨てられない