詩人:ヒビト | [投票][編集] |
人は個体
時の中を存在し
分裂もせず 融合もしない
他と混じり合うことも
他と入れ替わることもない
人は多種多様
同じ人は二人といない
必ずどこかが違い
必ず何かが噛み合わない
人は生命
自発的に行動し
他の交流し助け合う
他を嫌悪し辟易する
人は価値を創りだした
すべての生命は平等に生きる権利と叫びながら
この世の全てを値踏みした
生命あるものも例外ではない
当然その価値は一様ではなかった
人は認められたがる
自分の存在を人に知られ
自分をより高く評価して欲しいと思っている
それは自分の欲望を満たすものだから
人は欲に飢えている
自らの私腹を肥やすために非道に進むものもいる
現実の自らを諦めるものもいる
欲望の満たされた世界を妄想に創りだすものいる
欠乏を補う他との遭遇に激しく喜び
満たされた欲望は傲慢を創りだす
詩人:ヒビト | [投票][編集] |
友達と思ってくれてはいないだろうなと思っていた人が意外と友達だと思っていてくれているものだ。
僕はいつも、この世にいるすべての人に嫌われているつもりで生きている方が楽に思う。
誰もが嫌っていると思うとどんなにぞんざいな扱いを受けても当然と思って受け入れられる。
無視されても孤独に感じる事も無い。だって、ただ当然のように仲間はずれにされているだけなのだから。
少しでも優しさを感じると、すごく大きな喜びを感じる事が出来る。もちろん、その喜びの裏側には、僕に優しくするなんて相当な無理をさせてしまって本当に申し訳ないという想いがあるのだから、手放しで喜んでいる訳でもないのだけど。
こんな生き方をしていると、この世にいるすべての人が本当に僕を嫌ってくれるから本当に楽に生きられるようになるんだ。
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大体なんでもエネルギーは低いほど安定している
位置エネルギーなら高いところにあるものは
今にも落ちてしまいそうな不安定さだけど
既に落ちてしまったものは
これ以上落ちようが無いから安定している
熱エネルギーなら真っ赤になってドロドロに溶けた鉄より
常温の硬い鉄の方が安定している気がするし
精神エネルギーなら下手にハイテンションより
気分が沈み込んだ鬱患者の方がきっと安定して・・・
なんて事を考えるように・・・
精神的にとても安定した生活
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「話し方が、透き通るみたいで、とても好きです」
僕が君に伝えた言葉に嘘はないけれど、本当に伝えたい事は伝えられていない。
「この料理、すごく好きです」
君が作った料理だから美味しいんだ。「美味しい」じゃなくて「好き」と言ったのは伝えたい想いがあったから。
「服装、いつも綺麗だよね。その服のセンスが好きです」
好きって言う時だけ、敬語になるのは、緊張してしまうからです。
「今日は、本当に楽しかったよ」
好きって言葉を本当は言いたかった。「楽しい」では伝わらないよね。
「好きです」
一番伝えたい事は、こんなに短いのに。