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シゲヲの部屋


[96] 痛みの詩
詩人:シゲヲ [投票][編集]

誰かの声が


名も知らぬ声が


自分を蔑んでいる気がして


涙が出てきた


口ずさむ声を


全て掻き消され


湧き上がる慟哭を必死に抑えた





聖なる終わりの日が近いと


誰かが言った


手で雪を払い


白を黒に塗りつぶす


抱きついた鎖を砕いて


歩き出す意味を見出そう





語るべき言葉を探して


答えを求めた空に


幾千夜の空を見て


時を越えて


人は、ただただ




痛みを詠う……

2008/08/31 (Sun)

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