詩人:まとりょ〜鹿 | [投票][得票][編集] |
優しいオバチャンが居るあの駄菓子屋
学校終わりのいつもの時間に作戦会議を開こう。
今年もまた冬休みが来るから
お年玉で行ける所まで行こう。
秘密の暗号と
HBの鉛筆で大雑把になぞった線の地図
僕ら4人は何時までも仲間。
校庭裏に埋めた沢山の秘密アイテム。
いかついオッサンが居るあの居酒屋で
年末の残業終わりに集まれるだけの人数で
久しぶりに昔みたいに冒険したいねぇ
ボーナスカットだからまた今度か。
週刊誌に書かれた幻の秘湯。
何となく赤ペンで丸をして
解読出来なくなった暗号と
忘れてしまったあの秘密アイテム。
でも鮮明に語れる僕たちの思い出。
形になくても僕たちが持っている秘密アイテム。
腰が曲がってもきっとまた
鮮明に心に残っている秘密アイテム。