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まとりょ〜鹿の部屋


[101] 未来少年。
詩人:まとりょ〜鹿 [投票][得票][編集]

優しいオバチャンが居るあの駄菓子屋

学校終わりのいつもの時間に作戦会議を開こう。

今年もまた冬休みが来るから
お年玉で行ける所まで行こう。

秘密の暗号と
HBの鉛筆で大雑把になぞった線の地図

僕ら4人は何時までも仲間。
校庭裏に埋めた沢山の秘密アイテム。


いかついオッサンが居るあの居酒屋で

年末の残業終わりに集まれるだけの人数で

久しぶりに昔みたいに冒険したいねぇ
ボーナスカットだからまた今度か。

週刊誌に書かれた幻の秘湯。
何となく赤ペンで丸をして

解読出来なくなった暗号と
忘れてしまったあの秘密アイテム。

でも鮮明に語れる僕たちの思い出。
形になくても僕たちが持っている秘密アイテム。

腰が曲がってもきっとまた
鮮明に心に残っている秘密アイテム。

2006/02/02 (Thu)

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