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まとりょ〜鹿の部屋


[107] 一等賞の石。
詩人:まとりょ〜鹿 [投票][編集]

あんたが最初に
気にかけてくれなかったら
気付かんかった。

その長い睫を下に向けながら
私のガサガサで醜い手をさすりながら
買ってあげんくてゴメンね。って

無いなら無いで
いいんでない?
指輪なんかさ。

洗い物する時は
どうせ邪魔なだけなんだし。


それにちゃんとあるよ。
正直者にしか見えない石の指輪。

え?そんな冗談は微妙って?
何をおっしゃる

その見えない指輪の石を
タダの石ころにするか
綺麗なダイヤモンドにするかは

アンタの愛にかかってますよ。

お金で買った指輪より
こっちの指輪は
なかなか高価なモンですよ

2006/02/04 (Sat)

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