詩人:まとりょ〜鹿 | [投票][編集] |
あんたが最初に
気にかけてくれなかったら
気付かんかった。
その長い睫を下に向けながら
私のガサガサで醜い手をさすりながら
買ってあげんくてゴメンね。って
無いなら無いで
いいんでない?
指輪なんかさ。
洗い物する時は
どうせ邪魔なだけなんだし。
それにちゃんとあるよ。
正直者にしか見えない石の指輪。
え?そんな冗談は微妙って?
何をおっしゃる
その見えない指輪の石を
タダの石ころにするか
綺麗なダイヤモンドにするかは
アンタの愛にかかってますよ。
お金で買った指輪より
こっちの指輪は
なかなか高価なモンですよ