ホーム > 詩人の部屋 > まとりょ〜鹿の部屋 > イトドリ。

まとりょ〜鹿の部屋


[115] イトドリ。
詩人:まとりょ〜鹿 [投票][編集]

無限に続く
高い高い天まで

小さき体を
大きく振るわせ

力一杯飛び立つ
小鳥の君よ

僕は君が好き。
ずっと君のさえずる声を聞き
こんなにも穏やかな日差しに
毎日包まれていたい。

僕の小指の指先と
君の足首に巻かれ
互いに繋がる
この赤い糸。

思いっきり僕の方へ手繰り寄せれば
君と僕は
ずっと近くに居られる。

でも僕には出来ないんだ。

自由に羽ばたく君の足枷になるのが嫌だから。

君はいつも笑っていて
僕は君が
僕の元へ迷わず帰ってこれるように

道標の糸を大切に見てるから。

2006/02/13 (Mon)

前頁] [まとりょ〜鹿の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -