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まとりょ〜鹿の部屋


[152] 忘れられない人。自分。
詩人:まとりょ〜鹿 [投票][編集]

忘れられないってだけじゃない。
忘れたくないって気持ちが

こうして俺を閉じ込めたままにするんだ。

『アイツ結婚したんだってさ。』
風の便りで聞いた
まさに嵐のようにさざめいた心。

これだから女ってヤツは何て
俺はこれ以上虚しくなる事は言えないや。

最近さ、お前によく似た無垢な顔して笑う
子供を見たら背中がヒヤッとするよ。

現実ってヤツはいつでも容赦なくってさ
こんな風に俺の中で長年くすぶった。

幸せそうに微笑む親子の顔に

泣かせた俺に泣いたお前。

もう戻る事のないお前との時間。

なんだ。
もう出る物すら
何にもないや。

2006/07/22 (Sat)

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