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まとりょ〜鹿の部屋


[194] さようなら
詩人:まとりょ〜鹿 [投票][得票][編集]


さようなら
漂いながら
ただ街の灯り
滲むネオン

言ってスッキリ
だけど
ただ思い出だけが
目の下に水を湧かす。

おかしいね。
自分から言い出した
言葉なのに

やっぱりね。
ただただ涙が止まらない。


大切にしたかった筈なのに
無くしたくなかった筈のに
今はこの寒い街へと
置き去りにして行きたい気分。

君の黙った顔が
今の私の目には

すこしキツい
まるで海の底みたいだよ。


さようなら
漂いながら
ただ街の灯り
溢れてきて

何にも見えない。

2007/11/15 (Thu)

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