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まとりょ〜鹿の部屋


[196] そうだ京都へ行こう
詩人:まとりょ〜鹿 [投票][編集]

大好きだった人にクロスカウンター
飼い猫にはとことん腕を噛まれ

旅に出たいと思った理由はそんな感じなのだろう。


0,5秒のタッチの差

学生さんに泣く泣く譲った京都行き特急列車。
私は寝心地すら保証されぬ指定席夜行バス。

君はきっとそんな私を笑うでしょう。


身軽な一人旅に
身重なカバン。

だって如何に車中で時間を潰すかが、この旅の醍醐味でしょ?


ランダムに選んだカセットには、丁度濃縮された君との曲。

これじゃまるで傷心旅行だなんて、苦笑いの高速道路冬景色。


窓はひんやり。
沢山着込んだ頬には丁度いい。


一人旅なんて、なんか大人になったみたいでしょ?
君から学んで少しは成長したってこと。


お土産は定番のモノでいい?

君もあの子も
どうか体を壊さず
仲良く暮らしてね。

大丈夫。
心配しないでよ。
帰りを待ってくれる人位は居るから。

人って言っても猫だけどね。

2007/11/20 (Tue)

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