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まとりょ〜鹿の部屋


[292] 崩落
詩人:まとりょ〜鹿 [投票][得票][編集]

豆腐の様に脆いこころなのに

昨日は惰性で抱かれました

そして今日は疑心暗鬼になって

どうやら私の頭は内容無いようです。

所詮私の自己嫌悪なんて

ごめんなさいと幾数唱えるだけで

おまじないの様な免罪符を
自分勝手気儘に発行しただけだと思います

砕かれたふりして
崩れきらないこの精神は

きっとお金を出しても買い手は付かず

神と言う人が
こんな私に唯一赦した事は

ただただ
魚のように
口をパクパク
呼吸するだけの様で

早急に
壊れきる瞬発力と
即時
崩れ落ちる体力すらも

与えては下さらなかった様です。


甘ったれるな

その臓や脳全てが

完全に停止するまで
お前は呼吸を止めるな、苦しめ、と


緩やかに
このゼリーの様に脆い脳みそを
更に溶かしてじわじわと


崩落させるのです。

2012/02/23 (Thu)

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