舞い上がる煙に黒い人達の列今日はお前らみたいなヤツのためにこんなにも沢山、人が集まってくれた。エンジンの灼け焦げた臭い。頬に広がるアスファルトの温もり。常にフルスロットルで地を鳴らし走り続けたお前ら。きっとお前らの横には涼しげに爪先で歩く黒猫。燃える鉄のボディもう鳴らす事のない排出音まだ旅は続くきっと今日からが本当の旅路。
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