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まとりょ〜鹿の部屋


[73] 悴んだ指先。
詩人:まとりょ〜鹿 [投票][編集]

寒くて 寒くて
独りぼっちが嫌なのよ
だから貴方に来てほしい。

私の側で 私の為に
温かい飲み物を差し出して
温かくなるまでくっついててほしい。


雑音だらけのこの街だから、
思いを逃さず伝えたい。
電話じゃ駄目なの
今から貴方にメールを入れる。

真っ赤な鼻から溢れそうな汁気を
寸前まで出さないように堪えながら
この携帯でメールを打ちます。


冬の街並みの隙間風は
私の指先を凍らせて、
貴方に伝えたい思いを
なかなか伝えさせてはくれません。

寒さなのか
歯がゆさなのか
私は地団太踏んでます。

2005/12/26 (Mon)

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