詩人:マミリン | [投票][編集] |
先を焦っていた
おいて行かれる
そんな気がして
そんなとき 休んだ駅は
暖かくて
頑丈で
居心地がよかった
雨の日もあったけれど
寒さと 冷たさは
私を強くした
今 旅立ちのとき
次の駅までどれくらいかかるのか
わからない
でも 出発しなくては
大丈夫
前へ進めと
駅が言った
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蜩も疲れて
また一つの夏が終わった
フェミニズムが叫ばれるようになってから
どれくらいになるのだろう
どこまでも自由な私は
今 束縛を欲する
時がたち 自由を手に入れても
憂いの理由は変わらないのだ
好きな人に好きと言えない
比べられるのが恐くて
素直になれない
台風が去って
また同じ秋がくる
自惚れていた自分を恥じて
私は気合を入れ直す
大丈夫 大丈夫
選ばれなくても
結ばれなくても
私は私と結婚している