詩人:himari | [投票][編集] |
私には
守らなきゃ
支えなきゃならない人達が沢山居る
私は
昔は
逆の立場だった
私は今
昔沢山の人に助けられた分
一人でも多く
私の力で出来る範囲で
助けられたらいいなと思っている
だから私は
いつも笑っている
馬鹿やって
笑わせて
時には真剣に話を聞いて
そして笑顔でさよならをする
みんなの中にある
私が
笑顔で元気でありますように
私も本当は弱い
だけれど誰にも見せられない
私は強い訳じゃあ無い
強いふりをしてるだけ
弱音を吐いたら
強く振る舞ってる私が
崩れそうで怖いから
私はまだまだ
生きなきゃならない
大切な人達が幸せになるまで
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愛する親友へ
貴方は天国にいますか
貴方が居なくなって
今日で9ヶ月になりました
今日は月命日です
貴方は
いなくなっちゃ駄目だよ
必要だよ
私がいるよ
そう言ってくれたね
私は貴方にだけ
弱音を吐けた
貴方ほど
優しい女性はいないよ
貴方が死んでしまった前日に
私に逢いたいって言ってくれたのに
私は逢えなかった
今でも
いや一生後悔し続ける
あの日
貴方に逢っていたら
貴方を救えたかもしれない
貴方の死を知ったのは
貴方が死んだ一週間後だった
貴方のお母さんと
抱きしめあって泣いたあの日
秋田まで行って
線香あげに行った
写真の貴方は
優しく微笑んでいた
隣には
貴方の骨があった
ひとり
泣き崩れていたら
貴方が
ばっと現れた
そして笑っていた
白い服を着ていた
たった一瞬だった
貴方を救えなかった事を
私はずっと悔やむでしやう
そして一生忘れない
二人で交わした約束
私は守るから
また
生まれ変われるなら
もう一度会おう
必ず
貴方を助けるから
愛する親友へ
芙由子
私は元気だよ
だけど今日は泣いていいかな
貴方が大好きな花を買って
写真の前に飾るよ
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君と付き合って
もう少しで三年になる
お互い
家族のようで
夫婦のようで
姉弟のようで
いつの間にか
彼氏彼女の感覚なんて
無くなってきたね
最後に手を繋いだのはいつだっけ
みんなから応援されて
親からも応援されて
もうすぐ私達は婚約者になる
でも私は
君の事を
愛してはいないんだ
一番大切な人なんだ
でもそこに愛は無いんだ
でも
この約三年間を
乗り越えてこれたのは
君の大きな優しさと
君からなまっすぐな愛情があったから
愛せなくてごめんね
でも私は
君と一生一緒にいるよ
そして君を沢山傷つけてきたから
私は君からは離れないよ
側にいるよ
それが私に出来る
償いだから
でも私達はまだこれからだ
時間は沢山ある
君を愛せるようになるといいな
学生の君が
春になったら社会人になる
君が社会にもまれて
どんな大人になっていくのか
どう成長していくのか
楽しみにしています
君の事を
愛せるようになったら
私は
やっと幸せになれるのかもね
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右手の薬指には
貴方がくれた
指輪が光ってる
二人だけの
二人が繋がってる
って
証が欲しいよね
って
お揃いで
ネックレスを
つけて抱いて明けた朝
空はとても綺麗だった
私は知っていた
この人が
いなくなってしまう事を
新幹線のホーム
閉まるドア
「愛してる」
と呟いた
貴方の口も動いてた
それは
「さよなら」
だった
私は気付かぬふりをして
泣きながら笑って手をふった
貴方は
遠い 遠い所へ
いってしまったね
この指輪は
一生外さないよ
でももう何も意味を持たない指輪とネックレス
繋がってる
って
愛してるって
沢山言葉がつまっていたはずなのに
今は何も聞こえないよ
もうすぐ貴方がいなくなってから
一年が経つよ
きっと
生きてるって思ってるから
だから私は空を見上げるよ
きっと同じ空の下にいるって
いつか貴方を探しにいくよ
指輪に
もう一度言葉を刻んで
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孤独だと
君は呟く
私は隣にいるよ
たとえ姿が無くても
君を抱きしめてるよ
君はひとりじゃないよ
私がいるよ
君はそれでも
孤独だと呟く
その孤独を
半分私に頂戴
二人で分け合おう
貴方の孤独を
開いた場所に
私は愛と温もりを入れてあげるよ
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天国はあるの
貴方は
どこにいるの
たまに見える
あの子は
幻覚なの
悲しい顔をしてたり
踊ってたり
笑ってたり
手招きしてたり
私は
貴方が見えるたび
空へ飛びたくなる
誰かが言った
自殺した人は成仏出来ないって
まだ貴方は
私の近くにいるの??
もうすぐ
貴方の一周忌
私の家に
飾っている貴方の写真は
微笑んでて
可愛くて
声が聞こえるんじゃないかって
たまに
テレビを消して
静かな部屋の中
カーテンから射す
夜の光で
貴方の写真を見るの
私達は良く似てる
って言ってたね
それが嬉しかったよ
いつでも会いに来ていいよ
私はきっと泣いてしまうけど
いつか
貴方の写真の前で
元気だよって
笑える日が
来るといいな
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大切な
大事な人達の
幸せは私の幸せ
だからみんなが
笑ってくれるように
馬鹿やって
はしゃいで
笑顔でばいばいする
みんなが笑ってくれるから
頑張れる
弱い私だけれど
みんながいるから
強くなろうって頑張れる
みんな
himariが一番幸せにならなきゃ駄目だよって言う
私は後回しでいいんだよ
みんなが幸せになってくれたら
私も幸せってやつを探そうかな
みんなに
無償の愛を注ぐ
大切だから
大事だから
大好きだから
傷つけられても平気だよ
辛くなんて無いよ
どうか
大切な大事なみんなが
明日も明後日も
いやずっとずっと
幸せで
笑っていてくれますように
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限界があって
限界を越えて
悲鳴をあげる心身を
ひきずって
はいつくばって
前へ進んで
全力で
大切な人達の幸せを願い、導いて、
救って、支えて
みんなの笑顔で
どうにか生きれて
生きる理由や存在を感じて
大切なみんなが
幸せになるまで
あともうちょい
たぶんもうすぐ
そしたら私は
やっと燃え尽きれる
やっと
自分にお疲れ様
自分の
幸せは捨てた
とっくの昔に
だから
私を終わらせるの
あともう少し
あと
……日。
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「死ね」と親に言われ育ち
真っ暗な部屋で過ごした思春期
こんな体がお金になり
売春婦になった私
相場は2〜20万円
私の体の時間がお金に変わった
引き換えに私は沢山のものを失った
がむしゃらに働いた10代
10代で店長になった
負けず嫌いの私は
常に上を目指した
人と関わって
大切な人へ変わり
無償の愛と友情を注ぎ
7年間精神病に苦しみ
何回も自殺未遂しては生き返り
神様は私を死なせてはくれなかった
がむしゃらに
ひたすらがむしゃらに
突っ走った
燃え尽きて
倒れそうになった時
助けてくれたのが
今の彼だった
私は底無しのバケツだった
どんなに愛されても
優しくされても満たされない
彼は底を作ってくれた
いや新しいバケツを作ってくれた
私の心は愛と優しさで満ちあふれている
こんな私が
幸せになっていいのかと
自問自答する
そろそろ
私も
幸せになって
いいんかな??
幸せになりたかったはずなのに
幸せを感じるのが怖い
いつか崩れて壊れてしまうんじゃないかって。
この愛を守りたい
愛する人を
幸せに出来るだろうか
この手に
力はあるのだろうか
一番大切な人を
最高に幸せに出来ますように。
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君はいつも笑っていた
青のカーテンの隙間から
春夏秋冬の風が部屋に入り込み
テーブルの上には
新商品のコンビニのジュースに
ラークのメンソールの煙草
私の煙草のicene
1Kの部屋に
思いっきり詰め込んだ二人の荷物
そこで私たちは何年も暮らしていて
君との笑いが絶えない
日常があった
君は
強がりのさみしがりや
寝るとき君は私を抱き枕にして
年下らしい可愛さがあったね
君が居るのが当たり前で
君が隣に居るのが当たり前で
当たり前なことが
どれだけ大切か
私にはあのとき解らなかったんだ
君は空気みたいだった
無くてはならない存在で
君が居たから呼吸が出来たんだ
君が居なくなったあの日
私は
何度も何度も後悔したよ
たくさんの涙を流したよ
君は言った
俺はお前の味方
君が残してくれたものは
悲しみだけじゃなかった
幸せだった日常
君が居た世界が
今でも色褪せない